1970年代、アメリカで“ストーンマスター”と呼ばれ、ヨセミテロッククライミングをリードしてきたロッククライマー、マイク・グラハム氏。
彼は当時のクライミングウエアに満足できず、独自の手法で機能性に富んだウエアをデザイン。
180度自然な開脚を可能にした「ガゼットクロッチ」と、片手で簡単に調節できる「Webbingベルト」、
そして、ゆったりとしたシルエットが特徴のグラミチショーツは伝説的なものとなり、
アウトドアシーンはもちろんカジュアルウエアとしても認知され、現在ではタウンユースとしても不動の地位を得ている。
- 股部分を一枚布で切り替え、たくさんのステッチを施すことで、180度自然な開脚も可能。快適性と足運びの良さを実現。
- グラミチが開発したウェビングベルトは、引っ張り強度に長け、片手で簡単にサイズ調節でき、着脱もスムーズに行うことができる。
- 背面部でループ状に露出したウェビングベルトは、チョークバッグをカラビナで吊り下げる用。グラミチパンツならではの機能。
- ジップがザイルを傷つけたり、故障による余計な負担をなくすため、フロントは閉じているのがクライミングパンツならでは。
- バックポケットの開口部はボタンで留めるのではなく、ベルクロテープで閉じる仕様。これも片手で開閉できるようになっている。
- 素材は耐久性の高い8.6オンスのコットンツイル。製品染めが施されているので、柔らかく着古したような独特の風合いがある。
- アウトドアへの情熱を「ランニングマン」のロゴマークに込め、ベルトの先端に縫い付けている。グラミチパンツのポイント。
クライミング用ウェアとして誕生しながらも、いち早くファッション性を取り入れたことでクライマーのみならず、ファッション感度の高い若年層にも支持を得ています。豊富なカラーバリエーションが、レギンスとのレイヤードでボトムスのスタイルメイキングの幅を広げ、ウエアによる自己表現を可能にしています。
(左から)Black/Olive/Natural/Double Navy/Lemon/Khaki